今日の一冊 ⑧

『しずくのぼうけん』
 マリア・テルリコフスカ 作
 ボブダン・ブテンコ 絵
 福音館書店 1969年8月初版

いろいろな媒体や講座開催場所で
当会はSDGs絵本リストを作成し
展示などを行なってきました。
こちらでは今までリストに掲載した絵本を
中心に SDGsのゴールと共に紹介ていこう
と思います。
本日はこちらです。

SDGsの17の目標の中の
「安全な水とトイレを世界中に」という目標を
見た時 すぐにこの絵本が頭に浮かびました。子どもの頃はこの絵本が「しずく」の特徴や変化を知ることができる 科学絵本 だ
とは思ってはいませんでした。
ただただ大好きな「しずく」の冒険活劇
なお話でした。
『おしいれのぼうけん』と同じぐらい
大好きなんだけど ワクワク・ドキドキ感が
ちょっと違くて…。

日本に住んでいると「水」の有り難さ
それも安全であることの有り難さを
知らないまま生活している人が
多い気がします。
どこでも 蛇口からは水が出ます。
トイレに関しても同じことが言えるでしょう。
もし
水がなくなったら 簡単に手に入れることが
できなかったら…
きっと生活は一変することでしょう。

世界の国の中には水をくみに行かなければ
生活できない地域がまだあるのです。
トイレの整備が遅れている所も です。

なぜこの目標が17の目標の中に
入っているか みんなで考えてほしいと
思っています。



絵本でSDGs

だれひとり取り残さずに 全世界の人々が持続可能な幸せを目指す取り組み(SDGs)をより身近な事柄とするため 絵本を用いて推進する活動をしています。