今日の一冊 ⑩

『もりにいちばができる』
 五味太郎 作 
 玉川大学出版部 2008年4月初版

いろいろな媒体や講座開催場所で
当会はSDGs絵本リストを作成し
展示などを行なってきました。
こちらでは今までリストに掲載した絵本を
中心に SDGsのゴールと共に紹介ていこう
と思います。
本日はこちらです。
絵本でSDGsの活動をする前から
大好きでよく読み聞かせを
していた絵本です。
りっぱなぶどうの木をもっている
きつねが主人公。このきつねがたぬきに
ぶどうを一房 あげることから
お話は始まります。
この時は なんだかもったいないなぁ
と 思っていたのですが
たぬきが次の日 
《きのうはぶどうをありがとう 
 これはほんのおれいですよ。》
と りんごをくれるんです!
そうしたら きつねは
とっても嬉しい気持ちになるんです。
この数ページでの心の変化に
読み手の私まで 嬉しくなります。

そして
そこから きつねはみんなを喜ばせるには?
と 考え 行動するのでした。

主人公のきつねについては
いろいろな考え方ができる絵本です。
大げさかもしれませんが
きつねは起業家 とも言えるので…
気になる方は ぜひ読んでみてください。

市場ができる このことから
いろいろなことが学べます。
子どもと経済について話す時に
オススメな作品です。


絵本でSDGs

だれひとり取り残さずに 全世界の人々が持続可能な幸せを目指す取り組み(SDGs)をより身近な事柄とするため 絵本を用いて推進する活動をしています。