今日の絵本 12

『ポリぶくろ、1まい、すてた』
 ミランダ・ポール 文
 エリザベス・ズーノン 絵
 さ・え・ら書房 2019年2月初版

いろいろな媒体や講座開催場所で
当会はSDGs絵本リストを作成し
展示などを行なってきました。
こちらでは今までリストに掲載した絵本を
中心に SDGsのゴールと共に紹介ていこう
と思います。
本日はこちらです。
ポイっとひとりが捨てゴミ…
その人は「自分だけだから」と思って
いたかもしれません。
しかし
それを見て「みんな やってるから」と
ゴミ捨て場でもない場所にゴミを捨てる人
が どんどん増えて とうとう山となって
します。
この絵本は西アフリカの小さな村で
起きた本当のお話です。
最初は気にもしなかった道端のゴミが
気がつけば山となり 悪臭を放ち
通行の妨げになっていきました。
ゴミと言いましたがそれはポリぶくろです。
ポリぶくろは土に還らないので
溜まる一方でした。

この山を何とかしようと
行動した女性アイサトと仲間たちは
周囲からの中傷にもめげずに
やり続け ついには仕事にまで
繋げていくのです。

この絵本からは
ゴミの問題 リサイクルについてなどを
考えるのと同時に 
自分の中に信念を持ち 行動することの
大切さ も教えてくれます。

人間は何ごとにおいても
「自分だけだから…」とついルールを
破ってしまうことがある生きものです。
それは 未来を壊すことなど 
考えていないから出来ることで
小さな行動でも きちんと責任を取れるか
考えてから 行って 
より良い未来に繋げてほしい とこちらを
紹介する時にいつも思います。

海外のお話ですが
私たちの日本でも 起きるお話な
気がします。


絵本でSDGs

だれひとり取り残さずに 全世界の人々が持続可能な幸せを目指す取り組み(SDGs)をより身近な事柄とするため 絵本を用いて推進する活動をしています。